リーダーとして信頼を得るために、やってはいけない「5つの行動」
介護の現場でリーダーとして働くとき、
「人間力」=人としての信頼性や誠実さ は何よりも大切な資質です。
この記事では、私自身の苦い経験をもとに、
「リーダーとしてやってはいけない行動」を5つにまとめてご紹介します。
これを避けるだけで、スタッフからの信頼度は大きく変わります。
◆ 私の実体験:二重生活で気づいたこと
ある時期、私は経営者でありながら別の事業所で「平社員」としても働いていました。
理由は、経営が軌道に乗らず、自分の役員報酬も取れなかったから。
その職場で出会ったリーダーの態度は強烈でした。
- パワハラ・モラハラまがいの扱い
- 明らかな“無視”や“仲間はずれ”
- 感情をあらわに怒鳴る言動
結果、私は心療内科に通うことに…。
でもその経験が、「人間力のあるリーダーとは何か?」 を深く考えるきっかけになったのです。
NG行動①:権力に溺れる
肩書きや立場を利用して、
上から命令したり、勤務外で説教したり…。
そんなリーダーには、誰も心を開きません。
リーダーの本質は「支配」ではなく「支援」です。
NG行動②:悪口ばかり言う
人の陰口ばかり言っていると、
「自分がいないところでも言われている」と誰もが感じます。
言葉には“言霊”があります。
どうせなら、誰かの“良いところ”を口にするほうが、チームの雰囲気も自分の評価も上がります。
NG行動③:自慢話が多すぎる
成功談や経験を共有することは大切ですが、
それが「マウント」や「自慢話」に聞こえてしまっては逆効果。
承認欲求は、他者からの自然な共感で満たすもの。
NG行動④:すぐキレる
感情のコントロールができないリーダーは、
「爆弾を抱えたチームの脅威」として見られます。
とくに、お酒の席でキレる人は要注意。
人は「酒の席で見せる顔」を本性と感じます。
ケア壱名言:「酒はその人の本質を暴く」
NG行動⑤:人によって態度を変える
上司にはペコペコ、部下には横柄――。
こうした態度はスタッフにとって強烈なストレスです。
「あなたのために働こう」とは絶対になりません。
人間力とは、バランスの取れた“あり方”
内閣府では「人間力」を以下の3つの柱に分けています。
- 知的能力:基礎学力、論理的思考力
- 社会・対人関係力:リーダーシップ、公共心
- 自己制御力:意欲、忍耐、内省力
このバランスを意識して成長することが、
スタッフから「この人についていきたい」と思われる鍵です。
まとめ
スタッフは、リーダーの“行動”をよく見ています。
嫌われないために猫をかぶるのではなく、
「信頼を損なわない言動」を徹底することが大切です。
最後にもう一度。
✅ リーダーとして絶対に避けたいNG行動5選
- 権力に溺れる
- 悪口を言う
- 自慢ばかりする
- すぐキレる
- 人によって態度を変える
信頼は一朝一夕では築けませんが、
崩れるのは一瞬です。
今日から「自分の振る舞い」を、少しだけ見直してみましょう。
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