「頑張ってほしい」「もっとやる気を出してほしい」
現場でスタッフのモチベーションに悩むリーダーは多いものです。
でも、“頑張って”と言うだけでは気持ちは動きません。
リーダーがやるべきは、“気持ちを引き出す関わり方”をすること。
今回は、介護・福祉の現場で実践して効果のあった、 モチベーションを引き出す5つのアプローチをご紹介します。
1. 「意味」を共有する時間をつくる
業務の目的や、その仕事が“誰のためになるのか”を共有する時間を意識的に取りましょう。
✔️ 朝礼で「今日の目的」を話す
✔️ ケアの場面で「〇〇さんが笑顔になったね」とフィードバック
意味が見えると、仕事が“自分ごと”になります。
2. 「感謝の言葉」を“具体的に”伝える
✔️ 「ありがとう」は魔法の言葉ですが、もっと効くのは “なぜ”ありがとうなのか。
✔️ OK例:「〇〇さんの対応で助かったよ。あのとき気づいてくれたのが大きかった」
感謝は、自分の価値を実感できる最強のモチベーション源です。
3. 小さな成功を一緒に喜ぶ
✔️ 「褒める」とは違い、「喜びを共有する」がポイント
✔️ OK例:「〇〇さんが自分で歩いてくれてたね!あれ、すごかったよね」
結果を喜び合うことで、チーム全体が“成果を感じる空気”になります。
4.「一緒に考える」スタンスで話す
✔️ リーダーが「答えを持っている」と思うと、部下は黙りがち。
✔️ OK例:「この対応、他にも良いやり方あったかな?一緒に考えよう」
“相談される”と、人は責任感と主体性が高まります。
5.「見てくれてる」と感じさせる言葉を使う
✔️ OK例:「こないだから、声かけがすごく丁寧になってるよね」
「ちゃんと見てくれてる人がいる」
この安心感が、日々の行動の原動力になります。
まとめ:モチベーションは“つくるもの”ではなく“引き出すもの”
リーダーの関わり方ひとつで、 スタッフの「やる気スイッチ」は思いがけないところでONになります。
日々の関係性の中で、少しずつ“本気”を引き出す。
そんな関わり方を、あなたの現場でも始めてみませんか?
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