リーダーになって5年。
現場の流れもチームの癖も、なんとなく分かってきた。
でも、「自分のやり方、これでいいのかな?」
「このまま続けて成長できるんだろうか…」
そんな“中堅リーダーの壁”にぶつかる人は少なくありません。
今回は、5年目を迎えた私が実感した、 “中堅期だからこそ大切にしたいリーダーの心得”を6つにまとめてお伝えします。
1. 「自分が動く」から「育てる」にシフトする
最初の数年は“自分が頑張る”で乗り越えられた。 でも中堅期からは、“他者を育てる視点”が重要になります。
✔️ やって見せる
✔️ 教えて任せる
✔️ 振り返りを一緒にする
関わりの質を変えることで、 リーダーとしての影響力が深まります。
2. 「伝えたつもり」ではなく「伝わるまで」を意識する
指導・共有・報告──
どれも“伝えた”で終わらず、“伝わったか”を確認する。
✔️ 相手の理解度を確認する質問 ✔️ 具体例を添える説明 ✔️ 時間を置いてのフォローアップ
伝えるスキルは、リーダー5年目で磨き直す価値があります。
3. チームの空気は「自分の表情」で変わる
無意識の“顔”や“声のトーン”が、 現場の空気に与える影響は大きいものです。
✔️ 眉間にシワが寄ってない? ✔️ 返事が雑になってない?
自分が出している雰囲気に敏感になることで、 安心感と一体感のあるチームづくりが進みます。
4. 自分の「弱さ」にも向き合う
中堅になると、つい“できて当たり前”と思われがち。
でも、時には「できない」「わからない」と言える勇気も必要です。
✔️ 失敗を正直に認める ✔️ 弱さを共有できる仲間を持つ
完璧であることよりも、 “素直であること”の方が信頼される時代です。
5. 学び続ける「謙虚さ」を忘れない
リーダー歴が長くなるほど、 「知ってる」「分かってる」に陥りがちです。
✔️ 後輩の意見に耳を傾ける ✔️ 他施設の実践から学ぶ ✔️ 自分の考えを疑ってみる
中堅期こそ、“学ぶ姿勢”がチームに伝染します。
6. 自分自身も「楽しむこと」を忘れない
現場は大変なことも多い。 だからこそ、リーダーが“楽しむ姿”はチームの希望になります。
✔️ 利用者さんとのやりとりを笑って話す ✔️ 雑談や季節の話題を交える
“仕事を楽しめる人”がいるだけで、 チームの雰囲気は大きく変わります。
まとめ:中堅リーダーは“土台を耕す人”
リーダー5年目は、キャリアの“転換点”。
成果だけでなく、“人を育てる・チームを整える”という 次のステージに踏み出すタイミングです。
焦らず、着実に。 自分の背中が誰かの支えになっていることを信じて、 今日もチームと共に歩んでいきましょう。
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