スタッフのモチベーションを上げる、リーダーの“3つの褒め方”テクニック

育成と指導

「褒めたつもりが響いていない……」

そんな経験、ありませんか? 介護現場でスタッフを指導する中で、 「褒めたいけど、どう褒めたらいいかわからない」 「お世辞と思われたら逆効果かも……」 と戸惑うリーダーは少なくありません。

今回は、現場で実際に効果のあった「3つの褒め方」を紹介します。


1. 行動に対して具体的に褒める

✔️ NG:「今日もがんばってるね」←曖昧すぎて伝わらない
✔️ OK:「〇〇さんの声かけ、利用者さんが笑顔になってましたね」

“何がよかったか”を具体的に伝えることで、 スタッフは「自分のどの行動が評価されたのか」を理解できます。 これは再現性につながり、成長を加速させます。


2. 背景にある姿勢や意図を褒める

行動の奥にある「考え方」や「気遣い」に注目してみましょう。

✔️ OK:「声をかけたあとに、さりげなく背中をさすってたの、すごく素敵でした」

こうした褒め方は、本人の“価値観”に触れるので心に深く残ります。 信頼関係の土台にもなり、モチベーションの根っこを育てます。


3. チームの前でシェアして褒める

良い行動は「現場全体の財産」です。 その場で終わらせず、朝礼やミーティングで紹介しましょう。

✔️ OK:「昨日、〇〇さんがこんな対応をしてくれて……本当にありがたかった」

こうすることで、褒められたスタッフの承認欲求が満たされるだけでなく、 他のスタッフの学びにもなり、チーム全体の雰囲気がポジティブになります。


まとめ:褒める=相手の成長に気づくこと

褒めることはお世辞ではありません。
相手の成長や努力に「気づき」、それを「伝える」行為です。

リーダーの“気づきの力”が、スタッフの“やる気”を引き出します。 そしてそれは、現場の空気を変える大きな力になるのです。

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