信頼は「貯める」だけでは不十分です。 本当に大事なのは、“必要なときにどう使うか”。
せっかく積み上げた信頼を、 ただ「仲良し」で終わらせてしまっていませんか?
リーダーとして、 スタッフに“伝える・叱る・任せる”場面で、 信頼を“どう切り崩すか”が、現場の動きを左右します。
今回は、信頼貯金を「使う技術」を、 3つの場面に分けてご紹介します。
1. 伝え方:ストレートに言っても伝わる土台をつくる
信頼があれば、遠回しに言わなくても伝わります。
✔️ 「ここは変えたほうがいいと思う」 ✔️ 「そのやり方だと〇〇さんが不安になるかも」
普段から“関係性の貯金”ができていれば、 言葉はストレートでも、角は立ちません。
むしろ「信頼されているから言ってくれた」と受け取られます。
2. 叱り方:信頼で“クッション”をつくる
叱るときに最も大切なのは、 「信じてる」ことが相手に伝わっているかどうか。
✔️ 「〇〇さんのこと、信用してるからこそ言うんだけど…」 ✔️ 「今のやり方はもったいないと思うよ」
信頼がない状態での叱責は、ただの攻撃。 でも、信頼がある状態なら、 叱る言葉も“伸びる土壌”になります。
3. 頼み方:特別なお願いが通るのは、信頼があるから
✔️ 「この件、〇〇さんにお願いしたいんだけど…いいかな?」 ✔️ 「時間が合えば、ちょっと残って手伝ってもらえる?」
普段からの信頼があるからこそ、 “負担”のあるお願いも受け入れてもらえます。
そして「あなたに頼みたい」という言葉が、 スタッフの自信とやる気につながっていきます。
まとめ:信頼は“非常時の資源”。使い方こそ、リーダーの腕の見せ所
信頼は“築く”だけでなく“活かす”ことで初めて意味を持ちます。
リーダーにとって、信頼は単なる人間関係ではなく、 “チームを動かすエネルギー”そのもの。
遠慮せず、丁寧に、そして確信を持って、 信頼という資源を「使いながら育てる」リーダーを目指しましょう。
コメント