リーダー歴10年。
現場を回す経験も、人を動かすコツも、ある程度身につけてきた。 でも同時に、「惰性になっていないか?」「初心を忘れていないか?」と、 自分自身に問い直す場面も増えてきます。
“ベテラン”と呼ばれるようになった今だからこそ、 あらためて大切にしたい6つの心得を、後輩リーダーにも向けて伝えます。
1. 「初心を持ち続ける覚悟」
どんなに年数を重ねても、最初の“気づき”や“感動”を忘れない。
✔️ 初めて名前を覚えてもらえた嬉しさ ✔️ 利用者さんの笑顔に泣きそうになった瞬間
ベテランこそ、“初心に立ち返る力”が必要です。
2. 「現場から学ぶ姿勢をやめない」
経験があると、意見を言われにくくなります。 でも、学ぶことは現場のあちこちに転がっています。
✔️ 若手の視点に気づきをもらう ✔️ 他職種との関わりから学び直す
“学び続ける姿”が、周囲に安心感と尊敬を与えます。
3. 「立場ではなく行動で背中を見せる」
“年数”や“役職”では動かない人がいる。 でも、“行動”には誰もが影響を受けます。
✔️ 雑務にも率先して手を出す ✔️ 苦手な業務にも挑戦する
リーダーの行動が、“空気”をつくります。
4. 「過去の成功体験にしがみつかない」
昔うまくいった方法が、今も通用するとは限りません。
✔️ 「今の現場」に合わせて柔軟に思考する ✔️ 変化に対して、まずは自分が挑戦する
ベテランこそ、変化に柔軟であることが大切です。
5. 「若手を育てる=任せて見守る」
教えることは大事。 でも、“任せてみる”ことも育成の一環です。
✔️ 口を出す前に、まず見守る ✔️ うまくいかないときこそ支える
任せる=信じること。 その関わりが信頼を生みます。
6. 「自分自身の喜びも大切にする」
後輩やチームのことばかりに目を向けていると、 いつの間にか“自分の気持ち”を置き去りにしがちです。
✔️ 自分の成長を言葉にする ✔️ 「楽しい」「嬉しい」を共有する
ベテランこそ、“楽しんでいる姿”が現場に活力を与えます。
まとめ:ベテランリーダーは“育てる背中”で引っ張る存在
あなたの姿勢・考え方・言葉は、 必ず誰かの記憶に残ります。
「背中を見て育ちました」と言われる日が来たとき、 その言葉に胸を張れる自分であるために。
今日も、誇りと優しさを持ってリーダーという役割を歩んでいきましょう。
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