— 表情が“先にしゃべる”職場で、自分の気持ちとどう付き合うか? —
1. はじめに
「今日、体調悪い?」
…それ、本当に“体調”の話じゃなくて、
“機嫌”を探られてるのかもしれません。
2. これ、現場ではあるあるです
ケア壱もそうでした。
リーダーとしてバタバタしていると、無意識に顔がこわばっていて…。
気づいたら俺に誰も近づいて来ない。
気心のしれたスタッフからは「体調悪い?」って聞かれて、
…あ、これ、オブラートに包んだ“機嫌確認”だなって気づく。
本人は“普通”のつもりでも、まわりには「近寄りがたいオーラ」が伝わっている。
3. なぜ、そんな顔になってしまうのか?
- 感情が顔に出やすいタイプ(特に責任感の強い人ほど)
- 業務中に“切り替える余裕”がなくて、表情がこわばる
- 頭の中がいっぱいのとき、無表情がデフォルトになる
とくにリーダー業務でトラブル対応中なんかは、
“考えてる顔”が“怒ってる顔”に見えてしまうことも多々。
4. 「無意識の顔」が職場に与える影響
- 「今日、話しかけづらいな」と思わせてしまう
- スタッフがリーダーの顔色をうかがい始める
- 本来の目的(相談・報告)が滞ることで、現場の流れが悪くなる(ここが一番問題)
意外にも、「言葉」より先に伝わるのが「表情」です。「めは口ほどに物を言う」です。
5. 処方箋①:「1人になったときに顔をゆるめる」
トイレや更衣室、車の中でもOK。
30秒でもいいから、顔の筋肉を動かして“ニュートラル”に戻す習慣を。
ケア壱の実体験:
車のバックミラーに映った自分の顔が“死んだ魚の目”だったとき、
「これはやばい」と思って、口角上げて深呼吸した。
それだけでも気分が変わったんです。
6. 処方箋②:「あえて感情を口にして共有する」
「さっきの件で少しモヤってるけど、あなたに当たってるわけじゃないよ」
「顔がこわばってたらごめん、頭の中がごちゃごちゃしてて…」
感情を見せてもいい。でも、それを“説明する勇気”があると誤解されにくい。(超重要!)
説明することで、相手に「自分が原因ではない」と安心感を与えます。
7. 処方箋③:「“気持ちのクッション”を持ち歩く」
自分なりの“間を整えるアイテム”を1つ持つのもおすすめです。
- お気に入りのアロマをハンカチに
- チョコを1粒口に入れてリセット
- 深呼吸タイムをルーティンに
これは「逃げ」じゃない。“切り替える工夫”なんです。
8. まとめ:表情が語る前に、自分で整える
リーダーの「顔」は、思っている以上に現場に影響します。
でも、表情を完璧にコントロールしようとする必要はありません。
大切なのは、「自分の感情に気づいて」「誤解されないように伝える」こと。
✏️ 編集後記
表情が“先にしゃべる”というのは、ある意味リーダーの宿命。
でも、だからこそ、自分の感情との付き合い方を知っておくことが大事。
無理に笑う必要はないけど、「無表情」にならないだけで、現場は少しずつ変わっていきます。
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