こんにちは、ケア壱です。
このページでは、認知症介護のスタートラインに立ったとき、
多くのご家族が直面する「最初の壁」を一緒に見つめていきます。
CRP(Care Rebuild Project)は、
介護に関わるすべての人に、“やさしい視点”と“納得できるケア”を届ける場所です。
このページも、誰かの困りごとを「どうすれば、少しラクになるか」
という問いを出発点に、
現場のリアルに根ざした視点でお届けします。
1. 「正しく理解しなきゃ」と思いすぎて、疲れてしまう
専門書を何冊も読み漁り、ネットで情報を検索しても、
なぜか不安が消えない……。
そんな“まじめな人ほど”抱えやすい壁があります。
▶ ケア壱のヒント
全部を理解する必要はありません。
まずは「目の前の1つの困りごと」に丁寧に向き合うだけで、十分前に進んでいます。
2. 「昔の親」と比べてしまう
「前はこんなこと、しなかったのに…」
「どうして分かってくれないの?」
そんな想いがよぎるのは、当然のことです。
でも、それが知らず知らずのうちに、自分を責める原因にもなります。
▶ ケア壱のヒント
“今のその人”をまるごと受けとめることが、介護の出発点。
過去ではなく「今日」を一緒に生きる視点を持つことで、気持ちが少し軽くなります。
3. どう声をかければいいか分からない
注意すれば怒られるし、説明しても伝わらない。
自分の言葉が、届いていないように感じる瞬間は、
誰にでもあります。
▶ ケア壱のヒント
大切なのは、「正しい言い方」より「気持ちに寄り添う言葉」。
状況を変える鍵は、“伝え方”ではなく“受けとめ方”にあることも多いのです。
4. つい完璧を目指してしまう
「ちゃんとしなきゃ」「失敗してはいけない」
そう思って頑張るほど、自分が追い詰められてしまう。
そんなご家族の声を、現場でたくさん聞いてきました。
▶ ケア壱のヒント
介護に満点はありません。
「60点でOK」「今日はここまで」と、自分に言ってあげることもケアのひとつです。
5. 誰にも相談できない
「迷惑をかけたくない」「家のことだから」
そんな想いから、気づけば一人で抱え込んでいる…
それは、とてもつらい状態です。
▶ ケア壱のヒント
介護は、“ひとりで頑張らない”ことが、長く続けるためのコツ。
地域包括支援センター、ケアマネジャー、同じ立場の仲間……
頼っていい存在は、必ずあります。
最後に|ケア壱からあなたへ
認知症介護は、ゴールの見えにくい“長い道のり”です。
だからこそ、全力で走るより、「少しずつ、歩いていく」ことが大切です。
CRPでは、
- ❏ 認知症ケアに役立つ“やさしいヒント”
- ❏ 現場の声から生まれた“納得できる対応”
- ❏ 気持ちを言葉にする“共感の言語”
を、ケア壱の視点で発信していきます。
どうか、あなたの毎日が少しでもラクになりますように。
無理をせず、ひとりじゃないと思える場所として、
またここに戻ってきてください。
💬 ケア壱の名言:「気分転換は、立派なケアの手法。」
🔗 他の認知症ケア記事はこちらから
👉 CRP記事一覧 〜“その人の世界”を理解する 認知症ケアのヒント集〜
コメント