「急にリーダーを任されたけど、何から始めればいいか分からない……」
介護や福祉の現場では、現場経験や人柄を評価されて “ある日突然”リーダーに抜擢されるケースがよくあります。
でも、現場のリーダーは単なる「まとめ役」ではありません。 求められる視点・役割は多岐にわたります。
今回は、私自身の経験から、 「これを知っておくだけで、気持ちが少しラクになる」 そんな6つの心得をお伝えします。
1. 「自分一人で抱えない」ことを最初に決める
責任感が強い人ほど、リーダーになると 「全部自分でやらなきゃ」と思ってしまいます。
でも、リーダーは「一人で頑張る人」ではなく、 「チームで成果を出す人」。
まずは「助けを求めてもいい」というスタンスを持ちましょう。
2. 「聞く力」は、指示よりも大切なスキル
意見を言う前に、まず「聴くこと」。
スタッフの想いや葛藤、ちょっとした不満や困りごとに耳を傾けることで、 リーダーとしての信頼が築かれます。
聴く力は、空気を読む力にもつながります。
3. 「ミスを責めない空気」を自分がつくる
ミスを責める職場では、人が育ちません。
大事なのは、「なぜ起きたか」を一緒に考え、 「次はどうすればいいか」に視点を向ける空気づくり。
リーダーがそれを実践することで、安心して挑戦できる職場になります。
4. 「自分が正しい」と思ったときほど、一呼吸おく
リーダーになったばかりの頃は、 「こうあるべき」「自分が正しい」と力が入ってしまいがちです。
でも、違う考え方・価値観を持つ人の意見こそ、 チームに新しい風を吹き込むきっかけになります。
一呼吸おいて、受け止める余裕を持ちましょう。
5. 「報告のしやすさ」は、雰囲気で決まる
スタッフが報告しづらい理由は、 「どうせ聞いてもらえない」「責められるかも」という不安です。
リーダーが普段から「うんうん」と頷いて聴いたり、 小さなことでも感謝を伝えることで、 自然と“報告したくなる空気”が生まれます。
6. 「自分も成長していい」と自分に許可を出す
リーダー=完璧な人、ではありません。
できないことがあってもいい。
悩んでもいい。
失敗してもいい。
自分もまた、スタッフと一緒に“成長中”の存在なんだ、 そう思えることで、少し気持ちがラクになります。
まとめ:リーダーは「孤独な役割」ではなく「共に育つ存在」
リーダーは、誰かの上に立つ人ではなく、 チームの中で“共に育ち合う”存在です。
「やってみよう」と思える小さな一歩を、 この記事が後押しできたら嬉しいです。
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