🦌「あの新人、全然気づかなくて…つい言っちゃいました」

最近、新人さんの指導をしているんですが…
「なんでこんなことにも気づかないの!?」って、イライラしちゃうんです。
🐻ケア壱登場:「その気持ち、よくわかる。でもね…」

おやおや、若いのぉ。
その気持ち、介護リーダー“あるある”だね。
でもね、「気づき」って、最初から備わってる“才能”じゃなくて──
ちゃんと“育てることができる技術”なんだよ。
🦌「育てられる…?でも“気づき”ってセンスじゃないんですか?」

感覚とか、直感とか…
新人さんにはまだ難しいのかなと思ってました。
🐻ケア壱解説:「気づきは、感覚+解釈のセットなんだよ」

実はね、「気づき」ってこんなふうに分解できるんだ。
✅ 気づきの2つの要素
- 感知:五感や直感で“変化”をキャッチする力
- 解釈:「その変化って何を意味するの?」と考える力
たとえば──
「○○さん、今日はいつもの“引きつった笑顔”がないな」(=感知)
「もしかして、不安があるのかも…? 体調が悪いのかも?」(=解釈)

この2つが合わさって、初めて“本当の気づき”になるんだよ。
🦌「じゃあ、新人って“感知”はできてるのかも?」

そうなんです。よく考えたら──
「なんとなく様子が違う気がします」
「今日は目を合わせてくれないなって思って…」
って言う子、います!
🐻ケア壱頷く:「その感覚、ちゃんと受け取ってあげてね」

そうそう、それが“気づきの芽”なんだよ。
でもね、新人さんって「それが重要なこと」とはまだわかってないの。
だから、意味づけと共有の仕方を教えてあげるのが先輩の役目なんだ。
🦌「なるほど…“気づけ!”ってプレッシャーじゃなくて、“育てる”なんですね」

じゃあ、どうやって教えていけばいいんですか?
🐻ケア壱アドバイス:「この3ステップを伝えるといいよ」

気づきを育てる3つのステップは、
- どんな変化を感じた?(感知)
- それをどう解釈した?(意味づけ)
- チームにどう伝えた?(共有)
この3点を意識するだけで、
気づきは“再現できるスキル”になるんだ。
🦌「でも、どう関われば自然に育ちますか?」

つい感情的になったり、「なんでできないの?」って言いそうになるんです…。
🐻ケア壱の“育て方3選”🐾
①:問いかけてあげる
「どこが気になった?」
「どうしてそう思ったの?」

感覚の言語化トレーニングになるよ。
②:具体的にほめる
「表情の変化に気づけたの、すごいね!」
「観察力があるんだなあ」

自分の“気づき”に自信が持てるようになる。
③:先輩が“実況中継”する
「今、○○さんの歩き方に違和感があったから立ち止まったんだ」

気づきのプロセスを“見える化”してあげると、理解が深まるんだよ。
🦌「確かに…僕自身も、先輩の動き方を見て学びました」

言葉にしてもらうと、「あ、そういうことだったのか!」って腑に落ちたのを思い出しました。
🐻ケア壱のまとめ:「“気づき”はチームで育てる文化なんだ」

一人で勝手に伸びるもんじゃないんだよ。
- 「なんか気になる」と言える雰囲気
- 小さな違和感も、笑わず受け止める姿勢
- 「その感覚、大事にしてね」と言える余裕
そういう空気が、気づける職場をつくるんだ。
🐻ケア壱の名言🐾
「気づきが多い職場は、事故が少ない。」
🔄 次回予告
📘 第3話
👉『気づいた後、どう動く?〜チームで共有するスキル〜』
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